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2020/08/30

最近のはなし

 ここのところ放置しております。

 2019年の春は念願の高野山に行き寒さに震え、GWにはこれも念願の佐渡島にフェリーで渡り、夏にはベトナムへ行き、ダナンの暑さとバイクの多さに倒れそうになり、ご存じの通りの状況でどこにも行けず。

 ただし、生きております。昨年分くらいはブログに載せたいと思ってます。どこにも行けないととは言え、引き換えにやる気になるかと言うとそうでもなく、わが怠け心と戦っております。

 とりあえず生存報告まで。

2017/09/16

北北西に針路を取れ【エディンバラ旅行8日目】

【帰る日】

 初日、アパートメントハウスの扉を開けると小さな螺旋階段があり、どう考えてもスーツケースを上げることができなさそうだったので、スーツケース本体は螺旋階段の下に置き、中身だけを持って上がる、という作戦に出た私たち。
 今度は逆に荷物を全部降ろします。何往復しようが、全部降ろします。だが、ひとこと言わせてくれ。

「もう、螺旋階段はイヤや」

 全部降ろして、忘れ物がないか指さし確認。ゴミもまとめて、来た時と同じように椅子やテーブルを戻しました。
 一週間、お世話になりました。一度、暮らすように旅をしてみたかったんだ。ネス湖にも来てみたかったんだ。両方を叶えてもらえて、幸せでした。
 この建物は水回りが致命的だったけど、眺めはよかったです。
 
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 ということで、9時過ぎに出発。
 ショートブレッドって、大量になると重いのね。だが後悔はしていない。

 ウェブリー駅の近くから空港行きのバスに乗ります。

↓駅も見納め。
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↓せっかくなので、バスの二階に乗ります。
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 空港は終点なので、のんびり景色を見つつ乗ってました。いい所だな、ここは。景色は綺麗だし、ロンドンほど人も多くないし、ご飯もおいしいし、ネッシーいるし。
 途中のバス停で、バスが停まる前に二階から降りようとしたお嬢さんが階段を踏み外し、どどどどどーっと下まで落ちるという事件発生。怪我はなかったようですが、「こっちの人もそういうことするんだ」「慣れているはずなのにね」なんて話している内に、バスは空港に到着。

 私たちが乗るのは12時45分のルフトハンザ航空フランクフルト行きの飛行機ですが、早すぎたせいでまだチェックインカウンターの表示が出ていません。ですが、ルフトハンザのカウンターはあるので、ここらだろうと見当をつけ、取り敢えず銀行へ。余ったポンドを日本円に替えます。ポンド札が新デザインになるのが発表されているため、持っていても仕方ないので、全部日本円に替えます。
「すみません、日本円に両替して下さい」「あいよ」「実は、古いポンド札を持ってるんだけど」「問題ないよ」

 「問題ないよ」 「問題ないよ」 「問題ないよ」(脳内エコー)


 そうか、問題なかったのか。なら教会とか博物館に5ポンドも寄付するんじゃなかったな。(←ケチ)

 両替できない小銭が戻ってきました。それは後で飲み物買おう。


 10時半くらいにチェックインカウンターが表示されました。
 そこは既に長蛇の列ができており、ディズニーランドのアトラクション前のような感じになってました。どこぞの学生が海外研修から戻るらしく、50人以上いて大行列。ここからカオスがスタート!
 列の先頭は、空港の係員のお姉さん。ルフトハンザのカウンターはエコノミーとビジネスと各1つずつしか開いてないことと、学生の量が多いことで、「二人ずつでチェックインするように」と言ってるのに、聞きゃしないので空港係員が先生を呼ぶ→先生来る→先生から学生に指導が入る→あんまり聞いてない(どこの国の学生も同じ)→とにかく時間がかかる→学生の一人がパスポートを小型キャリーの中に入れていて、その鍵が開かないと半泣きになる→可愛いけどお友達いなそうな女の子が一人でチェックインする→チェックインの時に慌ててパスポートを探す学生大量発生→時間ばっかりかかる、という訳で、その学生の後に並んでいた普通の大人たちのフラストレーションがたまっていきました。
 しかもビジネスクラスのカウンターなんて、誰もいないのにエコノミーの客を「こちらにどうぞ」も何もなしだし、追加のカウンターも開かないし、ルフトハンザ正気か?
 気が付けば11時半を過ぎ、これはもしかして乗り遅れる? チェックインできなくて乗り遅れなんて、考えられないよね。
 でも良くも悪くもルフトハンザだしな。その可能性は、あるな。(ぼそっ) あたしたちはね、フランクフルトで乗り継ぎもあるのよ、それを考えてもらわないとねっ。
 とここらでようやく、カウンターをもう一つ開けないと、チェックインが終わらない、ということに気が付いたのか、エコノミークラス用のカウンターがもう一つ開きました。ですが、進むスピードが変わりません。
 私たちの後ろにいたドイツ人たちはとても辛抱強く、黙って待ってました。が、何人かの人が空いているビジネスクラスのカウンターに行き、気が付くと私たちよりもはるか後ろにいた人の方が早く手続きが終了しているという逆転現象が生じてました。
 私たちもそうしようかな、いやいやエコノミーの客だしそれはどうかと、などど大家と相談していたら、私たちのすぐ後ろにいたドイツ人の男性が学生を監督していた先生に言いました。
「ぼくたち、凄く長く待ってるんだけど」
 先生曰く、「私たちは彼女の指示に従ってるだけよ」。その「彼女」である空港職員にドイツ人直談判。「学生を一つのカウンターにして、もう一つは普通のお客さんにしたら? 僕たち、長く待ってるんだよ」
 私も「そーよそーよ」と他の人と一緒に同調しましたが、空港職員のお嬢さんは変わらず。
「順番に待ちなはれ」
 イギリス人はドイツ人には絶対に負けない。大英帝国との戦い再び? 日本人としては、今回もドイツ側につくわ! 
 でも私たちのすぐ後ろにいたドイツ人たちはその後、礼儀正しく辛抱強く待っていました。その姿勢に感動しました。もう一度、同盟組んでもいい!

 そんな訳で私たちの番が来たのは、12時過ぎ。荷物の積み込み間に合うんか? と聞きたいくらいの時間でした。ご挨拶をしてEチケットの控えを渡したら、ばしっと押し返され、パスポートのみピッピとチェックをされ、搭乗券がフランクフルトまでと羽田までと2枚ずつ出ました。受け取りつつ、ショートブレッドとPCの入ったでかいバッグを見せてカウンターの職員に、「ラップトップが入ってるので、これ、持ち込んでも大丈夫?」と聞くと、ナニ言ってんのよみたいな感じで手で追い払われました。いや、真面目に受け取ると、あたしの手荷物は持ち込み数量が越えてるんで…、ああ、どうでもいいんですよね、ええ、つまらないことを聞きました。
 印象悪イデスヨ。


 だがそんなのに関わっている暇はない。私たちは慌てて二階の搭乗口に向かいますが、その前に手荷物検査があります。それがまた長蛇の列。やっと順番が来て荷物をX線の検査機に通し、ボディスキャナーをくぐると任意検査に引っかかると。また係官がのんびりしてて、頼む早くしてー。これからまだ出国検査もあるんだから。
 はらはらしつつ、ようやく通過した先には、売店が広がってました。そしてその先には搭乗ゲートも見えます。
 出国審査は? あれ?

 イギリスは、出国審査ありません。入る時は厳しく、出るのは勝手に出て行けと言わんばかりです。

 出発便の案内表示板を見ると、何とゲート案内がまだされてません。
 「Delay」の文字があり、しかもゲート番号の表示は12時半過ぎとのこと。
 どっと倒れそうになりつつも自分用にはコーヒー、大家にはスコットランドのコーラみたいなアイアンブルーを買い、2ポンドちょっとの小銭を大家に渡して、「これでおやつを買ってきていいから」。
 荷物番をしつつコーヒーを飲んでいたら、12時30分の前に出発ゲートの番号が表示され、しかも「Delay」の文字が消えてました。コーヒー噴くかと思うほどの衝撃。まさか遅延じゃなくなったの? あと10分で出発時間なんだけど。
 大家、大家どこよ?
 売店を見に行くと、2ポンドちょっとの小銭を握りしめて、まだおやつを悩んでました。
「早くして。もうゲート番号出ちゃったから」
「あれとこれを買うと、1ポンド80で小銭が残るから…」
「何でもいいから、早くして!」
 この後、なかなか戻ってこないので再度見に行ったら、精算の列がここも長く、また自動精算機がうまく動かず、格闘していたとのこと。大家の荷物も持ち、コーヒーも持ち、かなり大変な私、遠くから「早くしてー」と日本語で呼びかける作戦。
 やっと出てきたら、もう走るしかない。
 小さいターンハウス空港を走る日本人。

 失礼と言いつつかき分け、ゲートに到着すると、なんとまだ搭乗準備中でした。

 そうならそうと言ってよ。

↓12:50に堂々と12:45出発時刻を表示しているのは、どうかと思うのよ。
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 結果として、出発は1時間遅れました。フランクフルトでの乗り継ぎ時間は2時間半、とってあります。よかった、時間があって。


 ターンハウス空港は狭いのに、次々と飛行機がやってきて、それをさばくのも精いっぱいな感じでした。
 なんでもいいが、楽しかったですよ、スコットランド。機会があれば、またね。
 A321はひょいっと離陸し、飛行時間1時間50分の予定でフランクフルトへ向かいました。


 機内ではまた軽食が出ました。

↓ターキーか、チーズかの選択制。でもあまり味に違いはない。
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 フランクフルトに到着前、乗り継ぎの案内があり、どこに行くのは何番ゲートとかお知らせがあるのですが、東京羽田行きは人数が少ないので省略。
 ちなみにカオスの元の学生たちですが、乗り換えて行くらしく、その乗り換え時間がぎりぎりだったようで全員ダッシュしてたと大家から報告がありました。(ざまー…)
 私たちはまだ時間があるので、普通のスピードで降りてボーディングブリッジを抜けて、その先にいるルフトハンザの職員に、乗換先のゲート番号の確認と、そこにはどう行ったらいいのか聞きました。来た時と同様、トラムに乗って、歩いて歩いて歩くと。


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 途中、手荷物検査場があり、ここの先に私たちの乗るゲートがあるようなんだけど、よく分からないから聞いてみました。「この先を降りて、左折してまっすぐよ」。
 この「左折してまっすぐ」が遠かった。周囲に人はいるものの、先が消失点になってて見えないよ。

 あまりにも遠かったので、出発時間が迫ってきました。途中に免税店があったのですが、そんなところに寄る心の余裕なし。ゲートを確認する前に買い物なんて、とんでもない。だって、この航空会社、待ってくれないのよ。

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 結局、出発もやや遅れました。ああ、リンツのチョコ、欲しかったなぁ。ゲートからお店が近かったから買いに行けたかも。でも、機内へのご案内開始時間のお知らせがなかったし、いきなり始まっていきなり終わりそうだしな、あの航空会社。


↓ジャンボジェットで帰ります。多分、人生最後のジャンボジェット。
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 帰りもプレミアムエコノミーです。
 遊んでハラハラして疲れ果てたのか、よく寝てました。

↓メニュー
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↓鶏もも肉の葱ソース。なんでお蕎麦入れるんだろうか…?
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↓朝御飯
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 定刻よりやや遅れて、雨の羽田に到着しました。
 そして東京は暑かった!

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 次の5年後のリフレッシュ休暇はどこに行こうか?
 まず旅費を貯めるぞよ。


 


2017/09/15

北北西に針路を取れ【エディンバラ旅行7日目】

【7日目】

 最終日なので、エディンバラ市内をくまなく見よう。

 朝起きて、いつものように朝御飯を食べて、始動。本日が実質的に最終日なので、行きたかった所に行こう。
 大家はエディンバラ大学のパーカーが欲しいとのことなので、ディンバラ大学の売店を目指します。
 私は入りそこなっていたセント・ジャイルズ大聖堂に行き、ついでにチーズ屋さんに行こうかと思ってました。というのも、スコットランドはチーズが名産なのでした。

 ロイヤルマイルは本日も野良バグパイパーがおりました。これは一緒に撮影してもらわねば。大家に「一緒に撮影して欲しいから、頼む」と言い、チップを楽器入れに置き、隣に立つとちゃんとカメラの方を向いてくれる野良バグパイパー。観光客のためのおもてなしがスバラシイ。

 それからセント・ジャイルズ大聖堂へ行きました。前回はエディンバラ城に行く時に通り過ぎましたが、日曜日ということもあり礼拝をしていたので、入れませんでした。

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 ここの天使像はバグパイプを吹いているそうなので、探しましたが、閉鎖されているところにいるらしく垂れ幕の画像のみ。(しくしく)
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 それから、その近くにある「Gladstone's Land」という由緒正しき商人のお屋敷に行ってみました。昔ながらの建築物が残っているとのことですが、ちょっと食指が動かず、ショップを覗いて終了。


 それからスコットランドのガイドブックにあったチーズ屋さん「I.J.MELLIS」へ。
ビクトリアストリートというカラフルで2段構えの通りにある小さなチーズ屋さんへ行って見たところ、男性が一人でさくさくチーズを切っており、その近くにはいろんな種類のチーズの山がありました。牛、ヤギ、水牛。
 ご挨拶をした後に、「注文はちょっと待ってね」と言って悩んだものの、全くチーズの種類が分からない。これだけ多いとちょっとな。ということで、お兄さんに「すみませーん、私、スコットランド産のチーズを探してるんですが、なにかおすすめありますか?」と聞いてみたら、「牛乳? それともヤギ乳?」と聞かれたので、大家と二人で「牛乳!」と即答。なにせ前日、ヤギチーズでやや痛い目に遭ってるしな。
 マル島のチェダーチーズをちょっと味見させてもらったら、うまい。これ200g下さい。
「ブルーチーズが苦手でなければ、ブルーチーズもいいよ」と言われたので、私は苦手なのですが「彼はブルーチーズ好きよ」と言ったら、またもや味見をさせてくれて、大家が気に入ったので「これも100g下さい」。ブルーチーズは残りの一塊が100gをちょっと越えていたのですが、「それでOKです」と伝えました。主婦の買い物って、そんなもんだよね。
「どこから来たの?」
「日本です」
 どうも同僚の一人が日本で研修中とのことで、だから日本人はブルーチーズが苦手な人もいる、ということをご存知だったと思われます。
「いつ帰るの?」「明日です。そのブルーチーズは今日、食べる予定なの」「じゃ、このチェダーは真空パックにするね。そのほうが保存できるから」
 お兄さん、いい人だ。
 Lanark Blue 3.82ポンド Isle of Mull Cheddar 5.06ポンド 締めて8.88ポンドのお買い物。

 
↓ビクトリアストリートはこの写真の奥。元はお貴族様のお屋敷の馬房だったらしく、馬のサイズしか奥行きがありません。で、馬房の上も通りになっているので、2段構え。
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 それからエディンバラ大学の売店へ。パーカーを買い込み、また大家のコレクションが増えたと。過去には、ハーバート、オックスフォードがあります。

↓大学の中の講堂入口。講堂本体は、この奥の石造りの建物。マックのつく名前は典型的なスコットランド人。
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 一度、アパートメントハウスに戻り、チーズを冷蔵庫に入れ、新市街にお昼ご飯を食べに行きました。

Fishers in the City

 とても上品なお店で、気後れしてしまいそうな立派な造り。だが、おなかはすいているのだ。

↓シェトランドムール貝。この量で「小」。げきうま!!
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↓私の注文したサーモン。疑問が残る量ではあります。
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↓しつこくもフィッシュ&チップス。今回の旅でここのフィッシュ&チップスが文句なく一番、おいしかった! 軽く揚がってて、しつこくなく、さくさく。また大きくて、お店の人が「半分に切る?」なんて聞いてくれるなんて、スタッフも親切でした。
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 はてさておなかがいっぱいになり、どうしましょうか? やはりここは、アーサー王の玉座に登らねば。

 またロイヤルマイルへ戻り、ホリルード宮殿の脇から山へと入る私たち。


↓簡単なルート説明。だが間違うと、本格装備をしたほうがいいんじゃない? という山道が待っている(という噂)。
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 ここで、雨が降ってきました。そして風もふいてきます。当然、かるーいコースを進んでるのに厳しい。
 厳しいと思いつつも、私たちの隣をトレイルランの人が追い抜いて行ったり、犬の散歩らしき人も通過していきます。スコットランド人は、こんな気候には動じないのだな。


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 寒ーい。足元注意。滑って転んでけがすると、新聞ネタになるぞ。
「日本人の中高年がスコットランドで転倒」とか。
 
 一番高い所から見る景色は、うーん、カールトンヒルからの光景と、あまり変わらない?


 なんとか無事に降りてきました。
 で、甘いものが欲しくなったので、ホリルード宮殿のカフェに転がり込んだのでした。

↓バタークリームのケーキがげきうま! 疲れ切った体に沁みる甘さ。
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 おかげで体力回復。また高い所に上るのだな。

↓カールトンヒルからの眺めも見納め。しかし何回、ここに来れば気が済むのやら。
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 そして気が付く訳です。
 あ、この近くにコナン・ドイルの像があったはず。シャーロック・ホームズの生みの親、コナン・ドイルはスコットランド人でした。
 木の陰で隠れてたよん。探しちゃったよぉ。

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 その後は「The Georgian House」を目指したのですが、時間切れで入れず。しくしく。これなら「Gladstone's Land」で悩まずに、こっちに来ればよかった。
 ちなみにアップルストアなんて、新製品発表の日だったのに、並んでる人もいないしイベントもやってませんでした。

↓エディンバラのアップルストア。知らないとそうとは分からず。
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 この旅で定番になったM&Sで心置きなく買い物をし、出てくると虹がかかってました。


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 アパートメントハウスに帰ってきて、ご飯を食べた後には、荷造りが残ってます。
 初日に目が点になった螺旋階段を往復をし、下に置いたスーツケースに入れねばなりません。
 
 作業の合間にテレビをつけ、BBCのニュースを見ていたら、BreakingNewsで地下鉄の爆破事件を報道してました。今朝、そんな事件があったそうな。
 ケータイを見ると、たびレジからメールが届いてました。
「ロンドンの地下鉄で爆破事件があったので、不審物などには気を付けること」という趣旨でした。
 えええ? でもここはエディバラ。ロンドンからは遠く離れてます。ロンドンだとそういうことが起きると警官だらけになるのですが、でもここはエディバラ、緊急車両もそんなに見かけません。
 念のために母には「ロンドンの地下鉄で爆破事件があったらしいけど、ここは離れているので無事です。警官の姿もそんなに見かけません」とメールを送りました。
 母もイギリスのカントリーサイドののんびりさを知っているので、「ロンドンとの距離は知ってるので心配してませんよ」と、また絶妙にひらがなと漢字の入り混じったおかんめーるで返事を送ってきました。
 
 何かあっても領事館近いから、きっと平気。明日、無事に飛行機が飛べば問題ないのだ。
 
 ちょっぴり不安な気持ちを抱えたまま、荷物テトリスをして、この日は終了。

2017/09/14

北北西に針路を取れ【エディンバラ旅行6日目】

【6日目】

・本日の予定
 郊外のスターリングへ行って、メアリー女王のお城を見よう。
スターリング城についてはこちらをご覧ください。→https://www.stirlingcastle.scot/

↓スターリングはここら。


 スターリングはメアリー女王のお城で、スコットランドの要衝にあります。
 スターリングはインバネスに行く途中にあり、ダンブレーン行きの電車に乗ればいい、というのは調べがついてました。
 アパートメントハウスで、卵とパン、サラダ、紅茶、果物の朝御飯を食べて、8時50分にウェブリー駅へ。

↓駅を上から見たところ。
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 9時を過ぎると電車賃が安くなるそうなので、9時丁度の電車を目指していたのですが、慣れない券売機に手間取るうちに、9時を過ぎてしまいました。
 次の電車は30分後。大きな待合室の椅子に座って待とうとしたところ、近くにある電光掲示板の時刻表を見たら、ダンブレーン行きの電車になんと「Delay」の文字が。もしかしてこれは間に合うかも。
 急いで自動改札を抜けていくと、ホームに電車がいました。
 車掌さんが「どこに行くの?」と聞くので切符を見せつつ、「スターリングです」「乗って乗って」。
 ええ、乗りますとも!
 

 綺麗な電車で、2両編成。
 Scotrailの文字がまぶしい。

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 さっき「乗って」と言った車掌が検札にやってきました。途中は改札もないような小さな駅を経由していくので、検札必須。気分は相模線。


↓これが切符。(但し、帰り)
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 そんな小さな駅をいくつか過ぎ、そしてメアリー女王の生まれたリンリスゴーも通過。→リンリスゴーのご案内はこちら。https://www.historicenvironment.scot/visit-a-place/places/linlithgow-palace/
 元気があれば、ここも来たい所です。

↓次の駅を表示してくれます。リンリスゴーの文字を撮影できた私のスマホ、エライ!
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 リンリスゴー城は、リンリスゴー駅から見えると聞き、頑張ってみました。

↓一瞬、木の間からお城が見えました。おー。
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 出発して約1時間後にスターリングに到着。

↓スターリング駅のプラットフォーム。
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↓駅舎。可愛い。
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 GoogleMapによると、スターリング城は駅からは歩いて15分くらいの場所にあるらしい。
 バスで行くか、歩いていくか。
 バスはよく分からないので、歩いていきます。「スターリング城」という標識も出てますし、辿って行けばいいよね、とは言うもののずっと続く坂道。

 やがてそれらしき看板を発見。

↓それらしき看板。
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 その脇の階段を上がると、お城があったー! そして遠い~。
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 駐車場にはバスがいっぱい。そればかりか、レンタカーも続々とやってきます。

 入口にはスコットランドの英雄、ウィリアム・ウォレスがいます。
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 ここはエクスプローラーパスの対象なので、またもやピッと入場。

 ここはイギリス政府の文化財なので、ユニオンジャックが翻っております。なんだろうか、この悔しさは。(すっかりスコットランドに肩入れしている)

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 お城の中はこんな感じ。

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 取り敢えず、城壁に沿って歩いてみますか。
 おおー見晴らしがいい。とてもいい景色です。風が強いけど、素晴らしいっ。そして気持ちがいい!

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 「スターリングを制する者は、スコットランドを制する。」

 と言われる要衝というのが、分かるような気がしました。
 メアリー女王はリンリスゴーで生まれ、父親の死亡と共に王位を継承し、スターリングで政治をし、生活の場はリンリスゴーだったとのことです。
 それから、お城の中のホールやら寝室を順に見ていったのですが、なんとここの学芸員はコスプレしてるのです。

↓これはツアーの広告ですが、衣装はこんな感じ。
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 小学校の社会科見学らしき子供たちがやってくると、コスプレした学芸員がちょいちょいと手招き。どの子も素直にわらわらと寄って行きます。そりゃそのドレスの人に手招きされれば、私だって喜んで集まりますわな。
 ここのお城はカロデンの戦いでじゃコンバン派が負けた後、放置され、第二次世界大戦の時には兵舎になり、倉庫になりと、朽ちるままになっていたそうで、現在も修復中。
 負けるということは、こういうことか。

 取り敢えず、画像連発いってみようか。


↓入ってすぐの左側にある宮殿
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↓その宮殿と城壁の間にある「アン女王の庭」。
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↓謁見の間 その1
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↓謁見の間 その2
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↓謁見の間 その3
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↓「Great Hall」
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↓「Great Hall」の向かいの建物
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 二時間ほど、ぐるぐるとお城の中を見て、スコットランドの歴史とメアリー女王の波乱の人生に思いを寄せ、国が負けるということの重大さを思い知り、ショップでユニコーンの可愛いぬいぐるみのキーホルダーを購入。最近、旅行した各所でちょっとしたものを買い、思い出を残すことにしています。
 にしても、坂道多いし、昼過ぎでおなかもすいたので、ご飯を食べに移動します。坂を下りると、商店街らしきものやショッピングセンターも見えてきたので、よさそうなパブ「Blue Lagoon Fish & Chips」に入りました。


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 大家はまたしてもフィッシュ&チップス、私はカルツォーネを注文しました。

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 このカルツォーネの大きさを表現できないのが残念です。皿もでかいが、カルツォーネが私の顔のサイズ。食べてみると、あら、おいしい。が、油断しておりました。なにか、匂う。獣の匂いがします。
 はた、と思い当たるのは、料理の名前に「ゴート」が入ってたじゃありませんか。ヤギのチーズが中に入っており、そこはかとなくヤギが背後にいる匂いが漂っています。いやーん、ヤギのチーズは苦手なのに、ぬかったわ!!
 だが、おなかも空いてるし、ということで、完食。 

 それから、パブから見えていたタフィーのお店Mr.Simmsへ行き、アイリッシュクリーム入りのタフィーやら、ファッジやらをざくざくと買い込み、スターリング駅へ戻りました。


↓スターリング駅の時刻表 その1

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↓スターリング駅の時刻表 詳細。ここからグラスゴーにも行けます。
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 エディンバラ行きの列車はスターリング駅始発があり、それに乗ろうとしていたのですが、時刻表に表示されている番線にそれらしきものはなく、しかもバックパッカーなどの観光客がわらわらと違う番線に向かってます。
 む、これは。
 近くの駅員さんに「すみませーん、エディンバラに行きたいんですけど」と言うと、違う番線に既にいる3両編成の電車を指して、「あれだよ」。
 ええ、そんな気がしましたっ! そこらのアバウトさは織り込み済みですっ。
 ということで、電車に乗り、エディンバラに戻ります。元気があれば、途中のリンリスゴーで降り、メアリー女王の生まれたリンリスゴーを見よう、と思ってたのですが、スターリングで歩き疲れたのか電車の中で寝てしまい、気が付くとエディンバラ近くにきていました。なんてことだ。日本じゃないのに、不用心にも寝てしまうとは。しかもテーブルの上にケータイを出しっぱなしとは。

 夕方にウェイバリー駅に到着しました。電光掲示板の左に貼ってあるチャールズ王子は、カロデンの戦いでジャコバン派が負けたので、女装してフランスに逃げた「ボニー」な王子様。

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 なんと出口には改札はなし。おかげで切符が手元に残りました。

 それから大家の希望で駅構内にある「SuperDry」に行き、ジャケットを買って、新市街へ移動。

↓近くを通るとなぜか撮ってしまう「スコット記念塔」。
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 プリンセサ通りのお土産物屋さんに行って、大量のショートブレッドを購入し、またもやM&Sの地下に行ってワンプレートディナーを買い込み、アパートに帰ってきて、お夕飯にしました。
 
 残りはあと1日。はてさて、どこに行きましょうか。

2017/09/13

北北西に針路を取れ【エディンバラ旅行5日目】

【5日目】

・本日の予定
 現地ツアーでイングランドはノーサンバーランドにあるアニック城に行こう。

 本日は日帰りで、またバスツアー。
 南東の方角へ出かけます。
 「みゅう」で申し込みましたが、ネス湖へのツアーと同じ会社Rabbie'sが主催をしています。

『エジンバラ発 アニック城とノーサンバーランド州の大自然』


 ノーサンバーランドというと、イギリスのTVドラマ「Vera」の舞台になります。主人公ヴェラ・スタンホープは、一筋縄ではいかない偏屈な警部。自由が一番と独り者ですが、過去に父親と折り合いが悪かったらしく、父親が亡くなった後にノーサンバーランドの家に戻ってきます。亡き父の粗末な家に暮らしつつも、「ここの自然は最高」と感嘆に満ちた目で見ていたので、その光景を私もちょっと見たかったのです。何しろ、ノーサンバーランドという地名に覚えがなく、しかも行くのが大変なんで、通過でもいいかと。
 
↓ノーサンバーランドとアニック城はここら。


 ここは比較的近場なので、朝の8時45分に出発。今回もアパートから徒歩5分のラビーズへ。今回は日帰りなので、荷物は簡単。
 そしてまた名前を言って、出発を待って、遠くの地域に行くツアーがほぼ出払ってから、私たちのツアーは出発。

 本日のドライバーさんは、ヒュー・ダンシーに感じが似てるイケメンで、しかもキルトはいてました。イケメンがキルトをはくと、イケメン度が上がります。イケメンが眼鏡をかけると、イケメン度が上がるのと同じ法則です。

 今回も16人乗りのバンは満員。
 そして点呼があり、「どこからきたの?」クエスチョンタイム。圧倒的にドイツ人とカナダ人が多く、アジア人は私と大家の二人のみ。しかも私がその「カナダ人以外の人?」の英語を聞きのがし、大家が聞き取るという、また屈辱事案発生。
 このヒュー・ダンシー似のキルトが似合うイケメンドライバーさんが、とてもとても話好きでした。道中、スコットランド訛りを教えてくれて、「bonnieっていうのは、Beautefulとかという意味で」とか(中略)、「さ、ご一緒に、『ボニー』」。「ボニー!」と続く乗客。
 続きまして、「ブラーってのは(綴り不明です。ごめんなさい)、『すっげえ』とかいう意味で、サッカーを見てて凄いシュートの時に『ブラーシュート!』って興奮して言ったら、イングランド人の友人が『それは、スコットランド訛り?』って聞いてきたんだ。じゃ、ご一緒に『ブラー!!!』」。
 すっごい巻き舌で勢いよく大声で言われ、その迫力にお客さんたちはひるみ無言。その様子にドライバーさんも乗客も大爆笑になりました。
 バンは2時間ほど南に向かって走り、途中の小さなケルソにて休憩。



↓こんな町です。
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↓どこにでも古い教会はあるのです。
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 これがまた石で有名な町らしく、有料公衆トイレの便器も石。洗面所なんて陶器のボウルの代わりに手洗いの機械があって、石がぱかんと口を開いてる状態。訳分からず、ぱかんと開いた口に手を入れると洗剤が自動的に出てきて、次に水が出てきて、温風が出てきてと、一連の流れが全自動。
 おーすげー。
 って感動して出てきて、同じツアーの人が入れ替わりに入りそうになっていたのに、扉を押さえておくのを忘れて大家に「ここのトイレすごいねー」って夢中で話をしてしまった。次に入る人がいたら、有料だから扉開けておいてね、ってドライバーさんに言われたのに。む、いかんな私。反省だぞ。

 町の中心には役場が広場に面してあり、周囲には小さなお店が立ち並び、ここでお買い物をすれば日々の生活が完了しそう。そんな小さな町だけど、居心地はよさそう。(※隣の家の芝生は青いのです)
 小さな商店でお水を買って、小銭でざーっと払ったら「Good!」って言われて、「よく計算できました」って褒められた子供の気分になりました。まさかティーンエイジャーと間違われたとか…いやいやいやいや。
 
 それからバスは、スコットランドとイングランドの国境のツィード川に差し掛かりました。ここは生地のツィードの語源なったところ。
 川の両岸に「イングランド」「スコットランド」の看板があります。ここを歩いて渡ります。

↓こんな川。
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↓「ツィード」、まんまの綴り。
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↓ここからは「イングランド」。
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↓振り返ると「スコットランド」。
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 そしてアニックの城下町へ。ここは最近のハリー・ポッターブームで栄えておりまして、小さな町ではありますが、多くの観光客がいました。
 そしてバンの中ではハリー・ポッターのBGMが流れました。お客さん大爆笑。私の隣にいた女性は一人で来ていて、BGMが流れた瞬間、とても嬉しそうでした。

 このお城は、ハリー・ポッターのクィデッチシーンで使われているから、とか、ダウントン・アビーのクリスマススペシャルでも使われているから、とかありますが、いずれにしてもイングランドの大貴族ノーサンバーランド伯爵のお住まいは、それはそれはお庭も含めて素晴らしい。イングランド側は勝者なんで、お城も保管状態がいいです。
 城主のノーサンバーランド伯爵は、というと現在はロンドンにお住まいとのことです。


↓お城まではちょっと遠い。
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 ドライバーさんが駐車場に車を止め、約2時間の自由行動開始です。ドライバーさんが再集合時間を「4時10分に集合」とホワイトボードに書いてもらえる外国人にやさしい仕様。そこで「君たち、どこから来たの?」と聞かれました。
 日本からでございます。さっきのどこから来たのクエスチョンタイムで英語を聞きのがしたのだな。ごめんなさいねっ、英語へたくそでっ。特にスコットランド訛りは、聞き取りが難しいんだよっ。(涙)


 お昼近かったので、カフェでお昼ご飯。その前に入場券を購入。アニック城はお庭と城と入場券が別々です。どちらかか、または両方か。
 チケット売り場で、両方のチケットを下さいって言ったのにお庭の入場券しか出てなくて、カフェでそれに気が付いてチケット売り場に戻り、「両方って言ったじゃん」「ごめんごめん」で今度は両方のが一人前しか出ないとか、いや、さっきのチケットお庭二人分あったじゃん、なんで一人分しか出さないのさとか、チケット売り場とカフェを2往復しました。近かったからいいけど、ちょっとどうなんだろうか。私の英語力の問題かしら。
 
 お昼はいつものフィッシュ&チップスと、キドニーパイ。チップスいらんから、と言ったら、店員さんから「え?」って顔されたけど、あなたの国のチップスはただならぬ量が来るから、遠慮しますのじゃ。で、大家のを2切れもらって充分。

↓ビギナーにやさしいキドニーパイ。脂ぎってて、両手で鷲掴みで、ほっぺにパイ生地をつけつつもおいしく頂きました。ごちそうさまでした。
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 大きなゴミ箱に空の容器を入れようとしたら、手つかずのフィッシュ&チップスを見てしまい、こりゃなんだ? 勿体ないお化けが出るぞ。
 
 ご飯を食べたらお城へ。
 お城の中は撮影禁止のため、写真はありません。
 どんな感じかというと、大貴族のお屋敷というのは、素晴らしいものですなぁ。床の絨毯もシャンデリアも、中もそれはそれは見事で、特に「お貴族様の書斎」って感じの天井から床まで本棚が続き、途中に回廊がついてて、本棚に梯子があって、なんていうのを実際に見まして、ため息しか出ません。陶器のコレクションも大量に壁に飾られていて、地震のない国は陶器の保管展示が適当。


↓中庭のブロンズ像。これだけで実家の庭が占拠されそうな大きさ。
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↓外壁一部。これ見よがしにユニオンジャックが翻る。
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↓全部。ここはイングランドなんで、ユニオンジャックが…(以下略)。
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↓お庭。噴水の横の通路をビル4階分くらい上がってくると、この光景が背後に広がり、そしてその奥には…
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↓まだあるんだよっ!!! 庭っていうレベルじゃないです。
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 お庭にはポイズンガーデンというのがあり、毒草が育てられていることと、高い柵で囲われている狭い場所なので一度に入れる人数が制限されており、そこは予約制とのこと。お庭の入口のすぐ近くにインフォメーションカウンターがあるので、そこで予約ができます。
 順序としては、ここで予約をしてから、お城を見に行くのがよかったですね。知ってたらそうしたんだけど。ということで、アニック城に行く人は要注意ですぞ。

  
 外の写真は撮り放題。
 この敷地の眺めは、300年ほぼ変わってないとのこと。橋は架け替えられたけど、細かい変更はそれくらい。

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 売店でお土産になりそうなものを買い込んだり、植木とか苗を見ていたら時間になりました。
 午後4時に駐車場に向かったら、他の皆さんも集合済み。さすがに遅れると置いていかれる感があるし、置いていかれるとこの田舎から戻るのが大変だし、ということで、全員来るのが早い。
 
 それからバンは東の沿岸沿いを走り、とはいえ、道が内陸なので、たまにしか海は見えません。ドラマの「ヴェラ」に出てくる光景を期待していたのですが、残念ながら見られず。特にリンデスファーン島のお城は修復中で、ツアー自体がないと、後で知りました。
 バンは途中の海沿いの駐車場でトイレ休憩。古い町らしいけど、ちゃんと駐車場とそこそこきれいなトイレと、大きな市営の温水プールがありました。これがイギリスの福祉か。アニック城では晴れてましたが、ここでは雨がしとしと降って寒い感じ。

 夜7時にエディンバラに到着。今日一日、楽しかったです。ありがとう、ヒュー・ダンシーさん。(違う)
 
 それから大問題。お夕飯、どうしましょうか? どこに行っても混んでるし、待つのいやだし、でもおなかすいてるし、明日の朝御飯も買い込まないといけないし。
 面倒なので、新市街のM&Sの地下食料品売り場へ行きました。ここの食料品売り場は、本当にいろんなものがありました。レンチンすればOKのディナープレートから、日本のスーパーマーケットやコンビニで売っているようなカット野菜やら、大きなチキン丸焼きやらお寿司まで。
 ギリシャ風ヨーグルトとか、これまたお土産になりそうなショートブレッドとか、野菜、果物ほかいろいろと買い込み、帰ってきてアパートでご飯になりました。
 窓から外を見ると雨がずっとしとしとと降ってました。雨が降ると寒くなるエディンバラ。ここは北国なのです。

 部屋が寒くなってきたので暖房を入れ、明日の予定を考えつつ、のんびりとカモミールティーを飲みつつエディンバラの夜は静かに更けていくのでした。

2017/09/12

北北西に針路を取れ【エディンバラ旅行4日目】

【4日目】

・本日の予定。
 昨日から引き続き、現地ツアーのバスでネス湖に行って、エディンバラに戻ろう。



 どこにいても、大抵は寝られる縁側昼寝犬。インヴァネスのB&Bでも、何も問題なくすっきり爽やかなお目覚め。ランナバウトに面しているB&Bではありましたが、窓が二重ガラスのせいか、ほぼ騒音なし。
 起きて1階の朝御飯部屋に行ったところ、既に韓国人のカップルが御飯中。ご挨拶をしたところで、B&Bのおばあちゃまが韓国人カップル用のお皿を持って登場。
「おはよう、何を召し上がりますか?」
 と聞かれたものの、何と言ったらいいのやら。韓国人カップルのお皿を指して、「彼らと同じようなのを下さい」。
「はい、フルブレックファストね。卵はどうする? スクランブル? フライ?」
 勿論、しっかり焼いて下さいという訳で、フライ。卵はね、危ないんですよ。

 で、お願いして出てきたのがこれ。
 そうそう、こんなのを食べたかったんですよ。
 いっただきまーす!

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 食べている内に、皿の大きさと重たさに気が付く訳です。いや皿だけじゃないよ、食材の総重量が半端でないから。しかもここには映ってませんが、薄切りトーストが4枚くらいついてきてます。プラス、紅茶どっさり。
 でもイギリスの朝御飯って、映画で見たり小説で読んでたのは、こんな感じじゃない? だよねー、うふふ。
 かなりおなかいっぱい。気が済みました。
 ごちそうさまでした。


 それから荷物を取ってきて出発です。
 鍵を返しつつ、お礼を言わねばときょろきょろしたら、ご主人が台所にいるところを発見。お礼を申し上げ、とても快適でしたと言ったら、「いやいや、なんの。あ、ここ、通って行きなよ」と台所の中を指しておりました。
 はい? 
 台所を抜けると、昨日、車から降ろしてもらった裏口の駐車場に行けるのです。しかも既に車が来てる。一瞬ひるんだものの、ありがとうございます、抜けて行きます。
 朝ご飯を作ってくれたおばあちゃまにもお礼を申し上げて、荷物を積んで、はい出発。そして、昨日とは逆の順番で、ホテル、ユースホステル組をピックアップしていきます。
 で、ユースホステル組の話によると、夕べは何か事件があったらしく、大騒ぎになったとか。ああ、そういうことって旅の思い出になるんだよな。大学生の頃の一人旅を思い出し、ちょっとほんわか。

 車は一路、ネス湖へ。ネス湖のアーカート城が目的地ですが、アーカート城は船でも行けるそうで、ドライバー兼ガイドのSさんが船希望の人を確認します。で、また、あの中国人のご夫妻が中国語でずーっともめていて、ようやく「私たちも乗ります」って奥様が言ったところで車内からは拍手が沸いたのでした。なんとなくですが、みんな、気持ちは一緒らしい。
 私と大家は船には乗らず、お土産物屋さんとか写真撮影とか、そっちにいきました。私は船はあんまり好きでなくて、それよりもネッシーでお土産物屋さんが湧いてるのだから、何か買いたいよね。

 ネス湖は幅が狭く、細長い湖でした。
 逆光ですが、スコットランドの旗がはためき、そして湖面がキラキラしてます。対岸まで泳いで渡れそうだな。

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 でもネッシーもいるし、怖いな。(大嘘)

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 スコットランドの国花アザミが咲いてます。

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 船着き場で船を見送り、湖に手を差し入れたら切れるように冷たかったです。ひやぁぁと手を振って水を飛ばしつつ、ようやく着いたと思いました。小学生の頃からの憧れの場所に、今、立ってるんだよ私。あ、ちょっと目から汗が。


 船じゃない派の私たちはその後、お土産物屋さんでネッシーのオーナメントやらコースターを買い物をし、バスに戻り、湖畔のつづら折りを走り、アーカート城へ到着。
 エクスプローラーパスを持ってる私たちなんで、入口でバーコードピッでさくっと入場。本当にこのパス、いいわ。
 この入口から下へと続くビジターセンターはお土産物やら、歴史の説明やら、コーヒー屋さんやらで予想よりも充実してました。それだけでなく、観光客でみっしり。

 で、その先のアーカート城ですが、ぼっろぼろ。
 いやはや、確かに映画のシャーロック・ホームズの時もぼろぼろではありましたが、こんなにひどかったっけ。
 ぼろぼろではありますが、お客さんがめちゃくちゃ多くて、狭い通路が通れない、進めない。観光シーズンが終わりかけの9月なのに、こんなに観光客多いの? 観光シーズンだとどうなるの?
 映画ではこんな感じだったなー、なんて余韻に浸る間もない。そんななんで写真連発でいきます。

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 でも、来たかった所に来たんだ!
 叫びたかったんですが、なにせ観光客が多いので、心の中で叫んでおきました。
「ネス湖にきたぜー!! アーカート城にきたぜー!!」
 また目が汗でうるうるしてましたが、はー、気が済んだ。

 
 その後、車は景色のいいフォートグレーンを目指します。
 途中のフォートウィリアムのショッピングセンターでお昼ご飯休憩。先日、エディンバラ城で北海からの強風で一撃破壊された折り畳み傘の代わりを購入。簡単なパニーニの御飯の後、ハリーポッターの蒸気機関車がやってくるとのことで、ちょっと待ちます。
 これが、多分、ガイドさんの勘違いかで、onTime表示の割には全然来ない。余りにも来ないので、タイムアップ。
 そして、フォートグレーンに寄る筈が、途中の道路が混んでるために本日は来た道を戻ります、とのこと。
 フォートグレーンはかなりきれいな場所だそうで、ガイドのSさんが言うには、みんなに見せたかったとのことですが、致し方なし。
 アメリカ人のお父さん言うには、「また来ればいいさ」。
 そ、そ、そうだね、また来ればいいさ。(震え声)

 帰りはピット・ロホリーで休憩。リーバス警部シリーズにも出てくる場所で、なんと夏目漱石が気に入っていた保養地だったそうです。
 サケの遡上が見られるダムがあるそうで、で、そこで、のんびり写真を撮ってたら、ツアーのみなさまに置いていかれ、森の中で遭難しそうになり、泣きそうになりつつ元の駐車場に奇跡的に戻ってこられました。失踪したら誰も探しにきてくれないわな。森は怖い。

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 そして、車は一路エディンバラを目指します。
 どこも夕方の渋滞はひどいわね。


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 フォース橋がよく見えます。最前列だしの。

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 午後7時過ぎ、エディンバラに戻ってきました。預けた荷物をもらいつつ、ドライバー&ガイドのSさんにちょっとチップを渡しました。あなたは素晴らしいガイドでドライバーでした、ありがとう。
 そうしたら、アメリカ人のお父さんも同じようにチップ渡してて、やっぱりそうすべきだよね。あ、学生さんはいいのよ。私らは社会人だしね。
 帰ろうとしていたら、台湾人の女性から、あの場所、行った? あそこはいい写真が撮れるのよ、ぜひ行ってみてと近くの丘を教えてくれました。

 うん、行ってみるよ。


 荷物をアパートに置いた後、えっちらほっちらと坂を上り、やってきました。
 エディンバラに来る観光客は必ずやってくるカールトンヒル。
 うひゃー、いい眺め。

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 少しずつ日が沈み、街の明かりがついてきました。
 きれいだねぇ。
 石造りの街と、明かりと、遠くに見える海と緑と、なんていい景色なんだろうねぇ。

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 で、お夕飯ですが、ロイヤルマイル通りの某有名パブに行ってみたんですね。1時間待ちとのことで、しかも店の外でずっと待ってろ、と言われたので、やめました。
 そこから徒歩数分のパブへ行ったら、せまーい場所に偶然二人席があり、あそこでいい? いいよ。

 で、また大家は凝りもせずフィッシュ&チップス。私は観光客相手に半分豚肉のちょっと手を抜いたハギス。
 おいしかったです。ごちそうさまでした。

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 そして本日もお約束の通り、スーパーマーケットに寄り、明日の朝御飯の食材を購入し、螺旋階段怖いアパートメントハウスに帰りました。

 エディンバラのランドマーク、バルモラルホテルで本日は終了。
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2017/09/11

北北西に針路を取れ【エディンバラ旅行3日目】

【3日目】

 ・本日の予定。
 現地ツアーのバスに乗って、エディンバラからインヴァネスへ行こう。


 今回の旅の目的地であるネス湖ですが、その近くのインヴァネスに行くにはエディンバラからは電車で約4時間。車では3時間とちょっと。
 例えインヴァネスへ自力で行っても、ネス湖までが遠くて、2時間に1本のバスが私たちの行く手を阻んでいたわけで、悩んだ挙句の果てに現地ツアーに参加しました。
 

スコットランド感動旅!ネス湖&インヴァネス☆ハイランド地方 1泊2日ツアー<少人数制/エジンバラ発>

 Veltraのサイトでラビーズツアーを予約していきました。
 
 ちなみにラビーズのサイトではこれです。
 

 朝8時過ぎ、日本でお仕事に行く時のような朝御飯を食べ、1泊分の荷物を持ち、徒歩5分のカフェへ行きます。そこがこの1泊ツアーの受付場所になります。
 カフェの外に小さなテーブルがあり、そこにラビーズの名前が入ったジャケットを着たお嬢さん二人がいました。
 ご挨拶をして、予約票を印刷したものを見せ、名前とツアーを確認します。「8時40分くらいに再度、呼ぶのでこの近くにいてね、ドライバーさんの名前はSさんだから」などなど言われ、「承知したわ」と返事をして、受付のテーブルからちょっと離れた舗道で待ちます。よく見ると、同じように受付をして待ってる人が30人ほどいました。お嬢さんの一人が時間になると、ツアーの名前を読み上げて「参加する人はついてきてー。バスはこっちよ」。
 道路沿いに停まっているバスに次々と人が乗り込んでいきます。アイラ島のウィスキー醸成所を巡る2泊3日の旅には、ウイスキー好きらしい感じの人々が出発されました。
 私たちのツアーは最後の方に呼ばれて、「ついてきてー」。ういおー。

 何台もラビーズのロゴの入ってるバスが止まっていて、その最後の車が、私たちが乗るバスでした。
 ガイド兼ドライバーは、お髭がたのもしい長身の男性Sさんでした。
 バスに乗ると、既にほぼ満員。大家は一番後ろの列にちゃっかりと座り、私は一番前の座席に。その座席は折り畳み席でして、補助いすの予感。でも一番前なので、とても眺めがいい。足も伸ばし放題。ちょっと段差があるけど。何がコトが起きたらフロントガラスに突っ込むので、シートベルトは忘れずに締めました。でもラッキー。
 バスの中で点呼があり、名前を呼ばれて「はい」と言うと、「あれ、もう一人は?」「夫は一番後ろの列です」「おや、離れたね。で、どこから来たの?」「日本です」って感じで、次々と呼ばれ、そこで判明したのは、このツアーに参加してるのは、アメリカ人、カナダ人、中国人、韓国人、台湾人、そして日本人。アジア人が次々呼ばれ、「どこからきたの?」「韓国」「どこからきたの?」「台湾」「どこからきたの?」「中国」。
 ここらでガイド兼ドライバーのS氏、「ちょっと難しくなってきたぞ」。ええ、アジア人でもちょっとそこらの勢力図は難しいです。
 バスは9時くらいに出発。リーバス警部も作品の中で文句言ってますが、エディンバラ市内の渋滞はひどく、街中を出るのに迂回をしてバスは北を目指します。まずはフォース湾を渡るところから。
 フォース湾には3つの橋がかかっており、眺めがとてもいいです。3つの橋が作られた年代、そしてフォース橋はポンド紙幣に印刷されていること、作るのに大変だったこと、などなどをガイド兼ドライバーのSさんが説明してくれました。
 私がデジイチで写真をバシバシ撮っていたら、Sさんはワイパーを動かして窓を綺麗にしてくれました。ありがとう、とてもよく見えるよ。

 バスは高速道路? のようなA9を走り、途中のダンケルドにて休憩。町の外れにある無料の駐車場には、有料のトイレがあったり、ちょっとした道の駅状態。
 駐車場から歩いて5分のダンケルドの大聖堂にツアーの皆さんが向かうので、一緒についていって、中を見て、ちょっと寄付。

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 この町がまた小さくてかわいくて、いやー、こんなところ許されるのなら住んでのんびり余生を送りたい。もう、都会はいやや。(本音)

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↓ここらにおりまする。
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 にしても、休憩時間が40分もあり、スコットランドのカントリーサイドを堪能。一行は小さな町を散歩し、飲み物を買ったり、雑貨屋さんで何か買い込んだり、トイレに行ったりしてまたバスへ戻ります。
 バスはまた北上を続け、


↓バスは「007 スカイフォール」の舞台になったような荒涼とした場所を行きます。とてもとてもきれいです。
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 お昼ご飯はスコットランドの明治村みたいな施設Highland fork Museumで。スコットランドの昔の村を再現したところで、気分は「大草原の小さな家」。(あれはアメリカか)
 この森の中を歩いていくと村があるよ、と言われたのでずんずん歩いて行ったのですが、行けども行けども森ばかりで村は見えず。しかも人も見えない。む、これはやばいかも、と途中で戻ったら、同じツアーのアメリカ人のご夫婦に遭遇。
 「村はどこ?」と聞かれ「わかりませーん(I'm not sure.)」と返す私。毎日、お昼休みにNHKラジオの英会話タイムトライアルを聞いといてよかった。とっさにフレーズが出たよ、ソレイシィ先生!

 ※後でGoogleMapで見たら、途中で右折しないといけなかったらしく、そこから大通りに出て、少し行くとこれまた可愛い村があったらしいです。そこ、分からなかったわ、私たち。しかもその周辺のGoogleMapは、白いし区画広いし、イギリスのカントリーサイド、侮りがたし。


 そんななんで明治村(?)に戻って簡単なカフェでご飯を食べることにしました。
 地元の人の手作り感満載のサンドイッチとスープのセットをお願いしました。で、これが、おいしい。チーズうまい、サーモンもうまい、パンもうまい。もしかしてもしかして、スコットランドは、うまい!?  大家と顔を見合わせて、「おいしい」と言いつつ、小さくこくこくと頷く日本人二人。


↓このいかにも手作り、という感じのラップを見てくれ。
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 食事後、バスはまた一路北上。トマティンのウィスキー工場に立ち寄ります。小さな醸成所がここらにはたくさんあるらしい。その工場の入口に翻るスコットランドと日の丸。まさかマッサンと関係があるとか?

↓蒸留所の看板
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 敷地にピーターラビットがいました。お尻がもこもこしてて可愛いです。

↓野兎尻尾もこもこ。
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 醸成所に入ると、小さな部屋に通され、ここ成り立ちとかウイスキーのつくり方のビデオを見た後に、ショットグラスで試飲をさせてもらえます。飲めない縁側昼寝犬はパス。みなさん、強いのでカパッって一口で感じでなくなってました。すげーよー。
 
 その後、Balnuaran of Clavaへ立ち寄り。石ばかりのところですが、ドラマ「Outlander」では主人公のクレアがここの石に触ったことで、過去に飛ばされた、といういわくつきのところ。

↓石、とにかく石。
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↓Clavaのはす向かいには牛がいる。とにかく、羊とか牛とか多い。
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 ここ成り立ちはよくわからず、ストーンヘンジよりも古いらしい。入場料なんてとらず、ただ牛が入らないように柵があるだけ。片田舎にあるここ、「Outlander」ファンにとっては聖地らしく、次々とバスや車がやってきます。
 ファンではない私たちは、ほへー、すげー、石積みすげー、って見て回るだけなんですが、クレアと同じポーズを取って石に触る女子が次から次へと発生してるのを遠くから見ておりました。聖地巡礼は国境を問わず。
 バスに戻ったものの、中国人の女性が電話で話をしてて、なかなかバスに乗ってもらえません。乗ってもらえないと、私の補助席が出せないので、私も待つ。そんなことが外で起きていると知らないガイド兼ドライバーのSさんは、右側の運転席から出て、捜索へ行き、ぐるっとClavaの中を一周回って帰ってくる。そして中国人のご夫妻の電話が終って、ガイド兼ドライバーのSさんに促されてやっとバスに乗り込みました。
 出発の際、全員確認して、Sさんが「ああよかった、タイムスリップしちゃったのかと思った」と言った時、わたくし、堪らず噴いてしまいました。素晴らしいジョークのセンスだ。

 お次はジャコバイトとイングランド軍が衝突をしたカロデンへ。今は研究が進んでて、どこのクランがどこで亡くなった、とか分かるそうで、草ぼうぼうの野っ原に碑がぽつんぽつんと置かれておりました。平地での激突はいかんがな。関ヶ原も、いかんかった。
 このカロデンの戦いでスコットランドの人口の半数が亡くなったか、どこかに逃亡したそうで、人口が激減したとのこと。

↓こんな感じで赤服イングランド軍とスコットランドのジャコバン派が激突。
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↓兵どもが夢の跡。
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 そしてスコットランドはイングランドの配下にはいる訳です。で、ここではまたまたなかなか帰って来ない失踪者発生。それはアメリカ人のご夫妻でしたが、お二人曰く、ビジターセンターのビデオが面白いらしく、時間を忘れて見入ってたそうな。うう、私も見たかった。


 そしてバスは、インヴァネスの街へ。リーバス警部シリーズで、インヴァネスが田舎扱いされていたので、そういうところなのかと思っていたのですが、なかなかどうして立派な街でした。セント・メアリーミードと同格の扱いを脳内でしちゃっててごめーん。
 
 いろんなところで道草と短時間の失踪者を出したせいで、インヴァネスの街に着いたのは午後6時くらいになってました。
 でもまだ外は明るいのです。これからバスは各人の宿泊先を順番に回っていきます。学生はユースホステルへ、アメリカ人のご夫妻はプチホテルへ、私たちを含む残り大勢はB&Bへ。狭い高低差のある道路をバスはカーナビもないまま、するすると進んでいきます。すごいんだわ、このドライバーさんは。
 ガイド兼ドライバーのSさんは、B&Bからインヴァネスの中心街への道を説明し、10分くらい歩けば食事ができるお店があるから、と教えてくれました。
 朝にバスに乗せた一泊分の荷物を持ち、B&Bにチェックイン。これが、また、カントリーサイドのB&Bって感じで、ええ、こういうところに泊ってみたかったんです。

↓狭いけど充分。お茶もお菓子も置いてあって、お菓子がおいしかった。
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 部屋の鍵と玄関の鍵の二つを持ち、食事をしようとまだ明るいインヴァネスの街をふらふら。インヴァネス川の水量に驚きつつも、酒造りはいい水がないとね、そういうことやね、と言う感じで納得。

↓いい感じの街やね。
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 至る所で写真を撮り、晩御飯にいいいようなパブがないかと物色しつつ、インヴァネス駅まで行ってみたら、周囲のお店は全部閉まってて、超絶ホワイト企業だわこの周囲は。


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 来る時に見かけた川沿いのパブがいい感じだったので、入ってみて、そして、いつもの、フィッシュ&チップスを注文しました。
 私はチキンサラダを注文しました。だから、なぜパンが漏れなくついてくるのかしら~? お味はそこそこおいしい。ただお豆のマッシュはいらないかも…。


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 そこでは同じツアーの韓国人のご夫婦に偶然お会いしました。大家が言うには、旦那さんは日本語が上手な人らしくて、ずっと道中日本語でお喋りしてたそうな。いいねぇ、君は。私はアメリカ人とイギリス人の間に参加して、たまに英語で相槌打ってたよ。
 ご飯食べて、B&Bに戻ってきたら、玄関の鍵が開かなくて、これは韓国人のご夫婦の帰りを待たねばならないのか、いや、単にちょっと私が酔っぱらって手元が危ないからか、それとも老眼のせいなのか、とか小さい声でぶつぶつ言いながら格闘していたら、カチッという音と共に開きました。いやー、あぶなかったねぇ。ふー。

 可愛らしい部屋に戻り、シャワーを浴びて本日は終了。
 明日はネス湖へ行きます。

2017/09/10

北北西に針路を取れ【エディンバラ旅行2日目】

【2日目】


 エディンバラはここにあります。
 入国審査でややいやーな思いをしましたが、エディンバラは日本だと「京都」に当たる古都。これだけ観光資源があって、いろんな国から観光客が来るのも、京都と同じ。
 「ブブヅケ食って待ちなはれ」をやられたのかと思えば納得がいきます。さすが京都。(ほめてない)

 ここスコットランドは、まだ(まだ? ええ、まだね)イギリスの一部ですが、流通しているお札は「イングランド銀行」発行だけではなく、「スコットランド銀行」発行のお札も使われてます。 イギリス国内では、「スコットランド銀行」発行のお札は使えることになってますが、問題は、よその国では換金できない、ってところ。
 スコットランドで使い切るか、出国時に再両替しないと死蔵確定。つまりは、できるだけクレジットカードでお支払した方がよろしいかと気づき、翌日から「スコットランド銀行」発行のお札をもらわないように、お釣りなしのジャストで払うか、クレジットカードで払うか、お会計ごと「いざ勝負」でした。

エディンバラでの初めての朝は、5時半くらいに目が覚めました。多分、時差ボケ。年寄だから早く起きるとかでないと思いたい。
 今日の計画をたてつつ、BBCの朝のニュースを見て、8時くらいに大家を起こし、朝御飯。
 夕べセインズベリーで購入したパンや卵を焼いたり、紅茶を入れたりして、いつもの朝御飯を作る私。今回、ホテルではなくサービスアパートメントにした理由の一つが、レストランの朝御飯は豪華すぎて、いっぱい食べ過ぎるし、それを一週間続けると、大家のおなかがまた肥大化するから。私も旅行中はついつい食べ過ぎる傾向にあり、食べ過ぎると体調が悪くなるから朝から計画的に。
 アパートの台所のIHオーブンが優秀すぎて、びっくりしました。オーブンにも電子レンジにも、両得のコンビも使える。これ、滞在中に使いこなせるかしら。
 こっそりと大家のスーツケースに入れたのは、包丁研ぎとか、フライ返しとか、キッチンペーパーとか小さな瓶入りのオリーブオイルとかマジックソルトとか小分けになった醤油とかを運んできました。
 知らなかったのですが、アパートには洗剤とスポンジ、包丁は何本も、そして塩コショウもあったのですが、いつカラ存在している塩コショウか分からないので、持参したものを使いました。
 天気は雨のち曇り、時々晴れ。イギリスらしいお天気なので、傘を持って出動です。

 朝の9時半過ぎに部屋を出発。ロイヤルマイルをエディンバラ城に向かって歩いていくのですが、本当に観光客が多いし、観光客用のお土産物屋さんやコーヒーショップが連なってて、観光名所です。
 しかもどこからかバグパイプの音が聞こえてきます。キルトを着た盛装の奏者が、街角でバグパイプを演奏してました。

↓Scotland the brave 曲を説明するのが難しいので借用

 バグパイプの音が狭いロイヤルマイルの石壁に当たり、反響して、とてもいい感じです。
 道行く観光客も演奏者や街並みを撮影したりして、他の観光客の高揚した気分がうつる感じ。
 本当にエディンバラに来たんだな。こんな遠い所に来られるなんて。しかも自力で。
 感動じわり。

 にしても、坂が多いがなーーー。
 イアン・ランキンのリーバス警部シリーズには、そんなこと書いてなかったような気がするんですが、全巻読んでる訳ではないので、もしかしてどこかにそんなことが書いてあるかもかも。

 だらだらの石畳の坂を上がって上がって、ようやく入口が見えてきました。
 ミリタリータトゥーの客席がまだ撤去作業中のようで名残があります。入口の門の上に翻る旗は、青地に白のクロス、スコットランドの旗です。


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 チケット売り場には、「エクスプローラーパスを持っていて、初回に使う人はインフォメーションカウンターに寄ってね」という張り紙を見つけたので、インフォメーションカウンターへ。十数人先客いましたので、列に並んで待っている間、中をきょろきょろ。インフォメーションカウンターの壁には「アウトランダー」のポスターが貼ってあり、グッズも販売しておりました。スコットランド政府は、アウトランダー押しか。しかもなんとロケ地の地図までありました。ロケ地の聖地巡りがあるのは、日本だけじゃなかったんだ。

↓「アウトランダー」 日本ではAXNが強力押しをしてたのですが、スコットランドの歴史に明るくない日本では受けなかったらしく、日本を除くよその国では人気があるそうな。なにせシーズン8?まで作られてる、とのこと。


 インフォメーションカウンターのお姉様に英国政府観光庁オンラインショップで購入した「ヒストリック・スコットランド・エクスプローラ・パス」の申込完了書を渡したら、チケット発行しつつ「どこから来たの?」「日本です」「じゃ、これをどうぞ」と分厚い対象施設の案内パンフと、日本語のエディンバラ城のパンフをくれました。日本語版があるよ、わーい。
 このエクスプローラーチケットですが、バーコードがついてて、対象の入口でチケットを見せると、係員の人が端末を持って「ピ」っとやってくれるのです。チケットもぎは過去の物か。
 「ピ」とやるついでに、明らかに外国人の私たちに「エジンバラ城へようこそ」。この旅では各所の入口でそう言われました。イギリスって、いつからこんなにフレンドリーになったんだ?
 ついでにイヤフォンガイドを借り、観光開始。
 このイヤフォンガイドは説明が詳細でしたが、一か所の説明が長くて長くて、気持ちが入るのは分かるけど、所々飛ばして聞きました。

 平日の正午に空砲が鳴るそうです。
 本日は日曜日のため、お休み。残念。


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 見えてる海はフォース湾。
 昨日、私たちが乗ったフランクフルトからの飛行機は、グレートブリテン島の上を北上し、フォース湾で進路変更して西のターンハウス空港へ向かいました。
 フォース湾の向こうに見えてるのはファイフ。イアン・ランキン作のリーバス警部の故郷。そしてもっと向こうがゴルファーの憧れの地セントアンドリュースのあるところ。ここでも北海からの風が吹き込むので風が強いけど、多分、海沿いのセントアンドリュースはもっと過酷かも。
 天気がいいと綺麗な色が見えますが、どんよりしてると石の街はどんよりして見えます。お天気は、晴れたり曇ったりまた雨が降ったり。多分、ここの天気は一日安定してないようです。

 お城の中も坂が多くて、雨も降り出し、厳しい気候だ。
 まだ9月なのに、初冬の雰囲気です。

 城壁と大砲を見て、お城の中へ。
 ここは展示に工夫があり、厨房はパンや鶏などの模型が置かれており、どう使われていたのか想像できるうまさ。The Greate Hallには武器がいっぱい飾られておりますが、全てはロンドン塔からの借り物。窓のステンドグラスが紋章だったりで、紋章好きな人にはたまらんかも。

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 それから王様の居室を見たり、王冠の大きな宝石などを見て外に出たら大雨になってました。
 傘を差そうか、と折り畳み傘を出し、ぽんと広げしばらくしたら突風が。

 ぼき。

 傘が壊れました。観光を本格化した一日目にして傘が壊れる悲劇。縁側昼寝犬、さすがに言葉が出ません。北海からの風に日本から持ってきた傘が撃沈するとは。

 壊れた傘を片手にレインコートのフードをかぶり、気が付けば2時間近くもお城でうろうろしてました。素敵なお城を後にし、お土産物屋さんの前を通過中に、記念にタータンチェックのマフラーとか買おうかな、と見るものの、いろいろなものがありすぎて、既に訳分からなくなってます。
 これもいいかも、いやなんかちょっと違うかも。色もパターンもいろいろありすぎで、しかもタータンの柄=家紋なんで、「マクラクラン家紋」とか「マクドナルド家紋」とか名前付いててますます分からなくなるし。でもなんか欲しいような。
 そんなんでお店の中をぐるぐるしてたら、日本人の女の子二人連れがおり、一人の子が私同様に迷ってる感じ。一人の女の子が「それだけのお金を出しても、『これ』、という物がないということは」と関西弁で言っており、「買うことないってことやな。せやね」と心の中で呟き、やめてきました。
 実はガイドブックに、「タータンチェックの何かが欲しかったら、ここのお店がおすすめ」があったんですが、見落としてて、お土産物屋さんを除くと大抵のお店が午後6時半には終了するエディンバラ。その日の観光が終わり、買ってもいいかな、と思った頃には閉店してる超絶ホワイト企業の街と気が付いたのは、後日の話。

 坂だらけの城内を歩き疲れたのと、お昼ご飯も兼ねて、自然史博物館へ。大抵、こういう施設には立派なレストランやらカフェがついてるものです。(除く日本) 
 ここにもありました。セルフサービスのカフェもあったようですが、目についたカフェに入ってしまいました。
 常連客もいるらしく、お店の人と会話しつつ、お酒を飲んでたり、のんびりしております。今日は日曜日でしたね。
 スープをお願いするともれなくパンがついてくる。おいしい。こう言っちゃ失礼だけど、イギリス飯だけどおいしい。
「ここのパンおいしい」
「もしかして、飯マズなのはイングランドだけじゃ…」
「しー、声が高い」


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 食事の後、腹ごなしに中を見学。ここの剥製たちの躍動感にはびっくりしました。見学していた子供たちが大喜びしてましたが、大人も喜びますよ。きつね、ウサギ、イモリが生きて動いているかのような状態で剥製になってました。キリンなんて、二階の回廊にいる人から餌をもらってるような「口開け、舌出し」状態で、わざわざ二階に上がって見ちゃったくらいナイスポジション。

↓中はこんな感じで採光がよろしいです。
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↓多分、ヘラジカ。恐竜かも。なにしろスコットランドのアイラ島は恐竜の骨の宝庫だし。
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 そして、クローン羊の「ドリー」を発見。ガラスのショーケースに入れられて、大切にされてます。しかもショーケースがくるくる回ってて、ドリーの顔からお尻から360度見せてくれます。

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 こんなに楽しませてもらって入場無料は申し訳ない気分いっぱいなので、ここに昨年、手に入れた旧札の5ポンドを寄付。既に市中銀行の交換期間も過ぎておりますが、ここの人ならきっとなんとかするよ。

 ロイヤルマイルに戻り、そのまま通りを下り、目指すはホリールード宮殿。https://www.royalcollection.org.uk/visit/palace-of-holyroodhouse
 ホリールード宮殿のはす向かいは、スコットランド議事堂。リーバス警部シリーズでは「スコットランドが独立すると、ここが国会議事堂になるのか」と書かれてましたが、そうか、そうだな。
 この議事堂も見学ツアーなどがあるそうですが、本日は日曜日のためにお休み。静かでした。


↓スコットランド議事堂
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↓ホリールード宮殿の裏にある岩山「アーサー王の玉座」。名前がすごい。
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 ホリールード宮殿は、エディンバラ城と同様、メアリー女王の宮殿でしたが、現在はエリザベス女王の持ち物。エリザベス女王が北に行かれる際は、ここにお泊りになるとのことで、ばりばり現役の宮殿です。
 私たちが持っている「ヒストリック・スコットランド・エクスプローラ・パス」は、ここの入場は対象外です。何となくですが、「ヒストリック・スコットランド・エクスプローラ・パス」は「スコットランド政府機関の自然環境遺産団体が運営」しているそうなので、女王陛下の持ち物は担当外なのかも。クレジットカードでお支払。
 にしても、雨が大粒で激しくなりつつあります。傘、壊れてんだけど。お土産物屋さん兼用のチケットカウンターから、宮殿の入口まで徒歩数分なのですが、レインコートのフードでは限界なくらいの大雨。


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 宮殿の入口に行くと、ガイドレシーバーを貸してもらえました。このガイドレシーバー代は入場料に含まれてます。遠慮なく借りるがな。
「あなたたちは何語を話すの?」「日本語です」「はいどうぞ」
 日本語版がある、なんて素晴らしい。というのも、観光客が多いエディンバラにしては、ほぼ日本人がいない状態だったのです。朝から夕方までで、片手で数えられる人数しか遭遇してません。そんな日本人不毛の地に、日本語版があるなんて!
 喜んだのも束の間、イヤホンが今、品薄なんでと言われて、それなりの重さのレシーバーをずっと耳に押し当てるという筋肉に地味に効く作業でしたが、このガイダンスは案内の量が適量でした。
 日本語のアナウンスを聞きつつ、お部屋を回る私たち。いや、ここ素敵。ガイダンスも素敵。歴史だけではなく、ちゃんと、「次の部屋に行きましょう」とか「ここから下の階を見ると」とか、見所を教えてくれます。ちなみにここはエリザベス女王がスコットランドに来ると見学できなくなります。残念ながら、中は撮影禁止。唯一、撮影可なのは宮殿に隣接してる朽ち果てた修道院と、お庭のみ。

↓天気がいいと、とてもきれいな光で廃墟もおつなもの。
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 ここ職員の制服はなんと、キルト。緑色のキルトが可愛いです。
 にしても、メアリー女王の男運の悪さは、なんだろうか。しかもその後にエリザベスI世に首をはねられ、でもエリザベスI世は生涯未婚だったので跡継ぎがなく、結果としてはメアリー女王の息子がイングランド王を継ぎ、そのスチュワート朝は現在にもつながるとは、歴史とは皮肉なものだな。
 
 ホリールード宮殿には女王陛下の持ち物の写真を展示してあるギャラリーもあり、折角なのでそちらも見ました。展示内容は定期的に変わるそうです。しかしさすがにここのガイドレシーバーは日本語なし。そりゃそうだ。
 この時期は「戦場の兵士たち」でした。クリミア戦争の頃の写真が飾られており、こういう歴史を切り取ったような写真を持ってるということは、王国の歴史でもあるのだな、と感じさせるものでした。
 
 ホリールード宮殿を後にし、適度におなかもすいてきたのでお夕飯の場所を探しました。
 ついでにリーバス警部のいきつけのパブ「オックスバー」を見学。いや、ちょっと寄ろうと思ったのですが、扉が閉まって常連客しかいなさそうな雰囲気だったので、外だけ撮影して逃亡。ある意味、聖地巡礼。

↓イアン・ランキンファンのみなさま、お待たせしました。「オックスバー」です。
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↓「オックスバー」は新市街地にありますので、ついでに街並みを。路面電車もあります。
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 結局は、近所のピザ屋さんの前を通ったらよさげだったので、入ってみました。
 サラダもピザもでかい。で飲み物含めて4000円くらいかな。でも、覚悟していたような「味なし」じゃなく、おいしかったです。


↓チキンサラダを頼むと、なぜかもれなくパンもついてくる。おいしいので食べました。
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↓ピザ。生地がもちもちしてておいしい。(やばいここ、小麦がうまい)
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※エディンバラ到着日の夕食と間違えておりました。ごめんなさい。

 それから翌日の朝御飯の材料を買いに、今度はテスコに寄りました。どちらかというとテスコの方が店内のメンテがされてて、なんとなくいい感じ。セインズベリーは冷蔵ケースの扉が外れてたりしていたので、日本のコンビニのエリアマネージャーが見たら、卒倒しそうでした。
 テスコでは、おいしそうなブドウとか果物も買い込み、アパートに戻りました。
 しょぼい湯の出方と温度のシャワーを浴び、スマホにあったLifeLogを見ると、2万歩以上歩いてることが判明。疲れるワケだ。
 しかしながら本日の営業終了前に1泊分の荷物を作らねばなりません。
 翌日はインバネスへ1泊2日の旅に出ます。

2017/09/09

北北西に進路を取れ【エディンバラ旅行1日目】

【1日目】

 5時起きで5時半にホテルのレセプションに行ったら、フロアにいたホテルマンに「チェックアウトですか?」と声を掛けられたので「はい」と答えて、夕べチェックインの時に頂いた「清算済み」カードを見せました。これを見せると、速攻終了と案内されたので見せたのですが、その通りになりました。ここって本当に時間に追われているお客様に対応できるようにしてるんですねぇ。
 6時ちょい前にANAのカウンターへ。前夜にどこのカウンターに行けばいいのか下見をしたら、国際線乗り継ぎ用のカウンターってのを発見しました。羽田から国内の別の空港を経由して、外国に行く人専用のようです。
 今回、このルートを選ばなければ、私も知りませんでした。開いてる窓口は1つのみ。そして、その手続きのせいからか、前の方もなかなかお時間かかってましたが、そりゃそうですよね、わたしらだって搭乗券3枚出ますもんね。

1枚目 羽田→関空 コードシェア便
2枚目 関空→フランクフルト
3枚目 フランクフルト→エディンバラ

 荷物はエディンバラでピックアップです、と説明され、3枚の搭乗券を頂き、いってきます。
 朝早くではありますが、そこそこ人がいる手荷物検査をさくっと抜け、朝御飯にいいお店がないかときょろきょろしていたら、うどん屋さんを発見。丁度、関空行きの飛行機が出るゲートの真ん前で、しかもこんな時間に営業してるお店はあまりありません。当然、うどん屋さんは入れ食い状態で、男の人たちが次々とうどんとレジ前に置いてあるお稲荷さんを注文してました。大家も同様。(食べ過ぎですよ) 
 私は月見うどんを頂いたのですが、はー、おいしい。チケットが無事発券されて、チェックインもでき、安心したのでおなかがすいてました。


↓朝焼けが切ない。
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 関空まではANAの機体ですが、コードシェア便なので、便名はルフトハンザのもあります。残念ながら座席指定ができなかったので、真ん中の席になりました。
 搭乗し、離陸して水平飛行に移ったと同時に窓側の人がシャッてシェードを下しておやすみモードに入られました。慣れているかたのようです。
 外が見たかったなぁと思いつつも、こちらも朝早いし、ことんと夢の中へ。
 着陸間近の機内アナウンスで目覚め、同時に窓側の人がシェードを上げて、気が付いたらどんっと着陸してました。関空に二回も降りたのに、二回とも上空から見たことがありません。関空は上空から見ると大きな空母みたい、と聞いていたので、今回こそと楽しみにしてたんですがねぇ。関空に行く道中はよく眠れる、という呪いにでもかかってるのでしょうか。
 
 またまた 「Another Sky」を聞きつつ飛行機から降り、私たちはそのまま国際線乗り継ぎの矢印を辿りました。辿り、辿り、え、外に出たけど。出て矢印の通りに進むと上の階に誘導され、国際線の乗り口に到着。関空って上下で国内、国際線と別れてるんですね、知らなかったわー。
 移動途中でりそな銀行で8万円をポンドに換金。お札のご要望ありますか? と聞かれたので、「新札になると聞いているので、できれば少額の紙幣で」とお願いしましたら、20ポンドを避けて他の紙幣でくれました。ありがとう、りそなさん。
 それからさっさと手荷物検査に向かうのですが、「ここ事務所でない? もしかして拡張した?」というところを通り、手荷物検査でワンカップが引っかかったポルトガルかどこぞのお父さんを見かけ、大家と一緒に小さい声で「飲んじまえ、一気にそこで飲んじまえ」と応援したものの、残念ながら没収&廃棄処分。1合は約180mlなんで、機内持ち込み可能な液体の量より多いんですわ。半分の90mlというのを、日本の酒造メーカーさんは作ってあげて下さい。

 出国審査を終えたら、そこはアジアに国の人々に占拠された関空がありました。今、関空はLCCの一大拠点になってるのですね、知らなかったわー。(その日2回目)
 朝の8時台から日本酒試飲をおすすめしてて、お土産用の大きなポッキーが飛ぶように売れてました。
 関空の国際線ターミナルは初めてでしたが、建物は近代的でスタイリッシュなのに、アジアからのお客様用にお箸の準備がなかったり、コーヒーを買ったらコップくれるだけで、コンビニのセルフコーヒーのような機械でとか、なんかショボい。羽田空港のレストランのラストオーダーが最終便の到着比べて超絶早いとか、日本の空港はところどころがショボい。時折、なにが「お・も・て・な・し」なんだか分からない。

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 私らは10時丁度のルフトハンザのフランクフルト行きに搭乗。
 世界的に退役が進んでいるボーイング747なので、多分、人生最後のジャンボジェット機に乗ることになります。そういう時代なんですね。でもこれは新型機だけど。


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 さすがに2ケタの飛行時間になったら普通のエコノミーはやめよう、ということで、今回はプレミアムエコノミーを取りました。ちょっと横も足元も広い。お水もついてくる。メニューはエコノミーと同じだけど、陶器のお皿で出てくる。
 で、おひとり様往復で¥299,630。こんな長時間乗せてくれる割には納得のお値段。
 ただし、席の並びが不思議で、3-4-3のエコノミーの並びの後に、2-4-2のプレミアムエコノミーがあり、その後に3-4-3のエコノミーがありました。お席は、大家のお好み通り、翼の近く。エルロン好きらしい。しかも初めてのルフトハンザ。大家としては「ドイツ」というだけで、質実剛健な信頼な翼になるらしい。
 機内は日本人以外もなかなか多くてほぼ満席。で、すごいなと思ったのが、定刻10分前にお客様が全員着席したことを確認すると、「ドアクローズ」で速攻プッシュバック開始になったところ。さすがドイツ人、時間を守るわ。

 水平飛行になるとご飯が出てきてうまー。

↓メニュー
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↓お昼ご飯
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↓おやつ
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↓お夕飯
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 途中の記憶は定かではなく、とにかく寝て、起きて、水飲んで、トイレ行って、寝て、ガーディアンズ・ギャラクシー・リミックスを見て笑って、寝て、到着前にもご飯食べて、定刻の14:50より早くフランクフルトに到着。どん、と着陸した後もボーディングゲートまで延々とタクシーしていきます。これ、乗換の時間が迫ってる人はやきもきしそうですね。いやー、それにしても、長かった。でもまだ先があるのよね、私たち。
 乗り換えのご案内が到着前にあり、各所にいくお客様へゲート番号がアナウンスされ、「エディンバラへお越しのお客様はゲート番号変わり…」。
「このアナウンス、私たちのためだけかね?」と大家に言ったところ、「いや、他にもいるんじゃない?」。結果として分かったのは、このアナウンスは私たちだけのものでした。
 出口を出て、念のために乗り継ぎ客用に配置されたルフトハンザの職員さんに乗り継ぎゲートの番号の確認と、行き方を聞いたら、「ちょっと遠いです。まっすぐ行ってトラムに乗って、隣のビルに行っていただき…」、予想以上に遠い場所にありました。
 ルフトハンザで乗り継いで行くのですが、どうも遠距離用のビルと近距離用のビルがあるらしく、それをトラムで結んでるようです。 
 途中でA380を発見。写真に撮らないと。


↓でかーい。
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 で、通路を歩いていくと、同じ便に乗ってきた人がどんどんいなくなり、気が付くと大家と二人だけでほぼ無人の通路を歩いておりました。余りにも広いせいか、途中に自転車とか電気カートとかあって、乗っていきたい気分で横目に見つつ、まじで遠い。1時間くらい移動に時間がかかったんじゃないか、と思うくらい遠くて、途中にまた手荷物検査場を抜け、ようやく到着。


↓移動時間が「何分」って書いてあるけど、どんだけ遠いのよ。
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 しかし、何らかの事情で搭乗が遅れてるとのこと。次々とカウンターに呼び出される人がいるので、私の予想では、満席なのでエコノミーからビジネスにアップグレードしてお客さんを詰め込もうとしてるのでは? 
 長時間座ってきた後ということもあり、座るのもしんどいので、立ったりして待っていたら、やはり同じように待っていた人に中国語で話しかけられたので、「ごめんなさい、わかりません」と得意の中国語で即答。大家が「うおっ、ナニ聞かれたの?」「分からん。分からんので『分かりません』と答えた」「普通の日本人は由緒正しく肩をすくめてゼスチャーで終了だろう」「そうなの?」「そうだよ」。
 やなこった。


 結局のところ、1時間遅れで搭乗。A321というLCCか? という機材で、中は満席。一応、ビジネスクラスの設定はあり、3-3配列の真ん中一席空けた列がビジネスシートで、ご飯が出るようです。私たちエコノミーは軽食有りとなってたので何が来るかと思っていたら、日本のコンビニで売ってるようなサンドイッチがきました。「チーズ」か「パストラミ」を選択、あとは飲み物。
 大家と違うものを頼んで、一口ずつ頂いたら、悪くないお味。「イギリスのヒースロー空港のサンドイッチはまずかったねぇ」「ねー、味しないもん」「あれが待ってるのかな」「覚悟しとこうか」なんて話をしてたら、到着。
 フランクフルトとエディンバラは飛行時間2時間を切るのです。地球は丸い。ヨーロッパは狭い。驚き。
 私の隣に座ってたドイツ人の若い男性はお仕事できてるのか、身なりがきちっとしてて、しかもポケットティッシュ出して鼻かんでたりして、しっかりしてらしたのが印象的でした。大家なんて鼻水出たら、私に手を差し出しますけどね、ティッシュ頂戴って。しかもその男性はオーバーヘッドビンから荷物を出そうとしたら、さっと手伝ってくれて、ああ、こういうところいいなぁ。日本人の男性なんて、一切手伝わないしな。で、男でございますって言われてもな。男でございます、ってのは、手伝いません、ってことではないと思うんですけどね。荷物を取るのを手伝ったりすると、沽券に係わるのだろうか。謎な生物だなぁ、という思いを込めて、隣の席の大家を見つめてしまう毎日です。

 エディンバラのターンハウス空港には、予定より1時間遅れて到着。
 でも着いた。着いたぜー。やったー!! 半分は目標達成だ!
 
 まだイギリスはEUに加盟しているので、EUからの客用の入国審査レーンはあるものの、ぼほスルー。他の国からの客が圧倒的に多いにも関わらず、空いてるEU用のレーンを閉じて、その他の客用(つまり私たちが並んでる)レーンを開ける、なんてことはいたしません。
 退屈しつつも壁を見ると、「私たちは言葉による暴力はしません」と書いてありました。出身、宗教、さまざまなことを理由にした暴力はしません、とのこと。これはどこの国でも貼っておいてほしいもんですね。みんな、それぞれ事情を抱えて自分の国から出てきてるのだから。

 ヒースローに比べて、入国審査を受ける人数が圧倒的に少ない割には進みが遅く、到着便が来るたびに列が長くなる一方で、一体これはなんぞや? 
 誰もがいろんな質問を受けてるらしく、学生たちは一様に鞄から大量の書類を出して見せたりしてます。
 む、もしかして、厳しい?
 大体において、遊びに来た、一週間で帰るよ、と言えば入れてくれるのですが、ここは厳しかった。まじで厳しかった。
 「何しにきたの?」「夏休みです」「どのくらいいるの?」「一週間です」「一週間後は日本に帰るの? それとも別の国に行くの?「日本に帰ります」「帰りのチケット見せて」「(きたきたーアマデウスで出しててよかった)はいどうぞ」「どこで何を見るの?」「エディンバラ城とか」「他には?」「(え、こんな観光名所だらけの地なのに本気で聞いてるの、この人?)ネス湖とか」「ふうん。どのホテルに泊るの?」「サービスアパートメントを借りてます」「観光でアパートメントハウスを借りて、あとは何か予定あるの?」「観光だけです(む、なんかちょっと受け答えが変になってきたかも。私、この人の英語、ちゃんと聞き取ってる? はたまた回答できてる?)」「昨年もイギリスに来てるのね。昨年はどのくらいいたの?」「一週間です」「へぇ、本当に? 昨年8月に来て、2月に帰ったんじゃないの? 日本への入国のスタンプが2月になってるけど」

「はぁ?」

 
 はぁ? は思い切り日本語で出てしまいました。
 指で示されたスタンプを見ると確かに2月。
「それは台湾から帰ってきた時の入国スタンプです」
 探せばパスポートのどこかにイギリスから帰ってきた時の、昨年の入国スタンプがあるはずだ、だがしかし、探すべき? ええ? そんなこと、聞かれたことないし。本気なの?
「ふうん、へぇ…スコットランドへようこそ」入国スタンプばーん。
 私としては、わなわなした震え声で「Thanks,Mam」が精いっぱいでした。
 なんか、嫌な感じ。いや、イギリスって、かなーり昔に来た時もそうだったね。大英帝国に栄えあれ。しかし、どの人も同じように質問の洗礼を受けてる感じで、だからこそヒースローに比べて入国客が少ないのにも関わらず、時間がかかる筈だわ。
 
※後日、イギリス通の友人にその話をしたら、「そこで台湾からの入国スタンプだ、という説明ができなければ、別室送りだったかもよ」とのこと。ぎゃーまじかいな。ただ喋れるじゃなくて、説明できる度胸と語学力が必要ってこと? よく頑張った、私。誰も褒めないが、私は褒めよう。大家が全く役に立たなかったが、それはいつもだし想定の範囲内だ。
 
 そんなにもかかったにも関わらず、荷物はまだ出てなくて、おーい、大丈夫か? 何しろターンテーブルが2つくらいしか見えなかったんで、ライアンエアーとかのLCCが何機も止まっており、その傍らにBAとカタール航空もいたから、旅客の数に比べて荷捌きが飽和状態なんだと思います。それでも羽田で預けた荷物と無事再会し、後は市内に行くAirLinkバスの乗り場へ行くだけよ。
 ってそれどこよ? 
 ターミナルビルの外にバスを見かけたので、その先に進むと小さなブースを見つけました。そこにイギリス観光局経由で申し込んだ書類を見せると、往復のチケットをくれました。その先に青い2階建てのバスが待ってて、乗り込んで運転手さんにご挨拶をしたら、実にフレンドリーな挨拶が返ってきまして、さっきの不愉快なのが消えました。
 夕陽を浴びながら市内へと行くバスに乗っていると、キルトをはいてる男の人がバスを待っているのを見つけました。おや、ここは普通にキルトはくのね。
 バスは茶色の煉瓦が続く居心地よさそうな住宅地を走り、やがて繁華街に入り、多くの買い物客の隣を抜け、市の中心であるスコットレイルのウェイバリー駅へ到着。ここが終点で、私たちのアパートメントハウスへは、ここから徒歩で行きます。
 それにしてもよ、エディンバラの高低差って誰か小説に書いといてよ、ちょっとイアン・ランキン? こらー? 階段と坂だらけではありませんか。
 しかもノースブリッジ近くのスコッツマンの螺旋階段には甘いにおいの何かが漂ってて、そこにいてお喋りしてた人も怪しい雰囲気で、もう2度とここは通らない。頭の中で私のパトライトが点滅しましたわ。
 大汗かきつつ、ようやくアパートメントハウスに到着。入口の隣はカフェ、お土産物屋さん、はす向かいはケーキ屋さん、ホテル、などなど繁華街。さみしくないぞ、これは。
 入口にはテンキーパッドが2つあり、メールで送られてきた暗証番号をどっちに入れるのよ? 1回目はスカり、2回目にようやく「カチッ」と鍵の開く音が聞こえ、扉が自動的に開きました。
「おー(喜びの声)」
 中扉も自動的に開くので、そこも通り、経年劣化でつるつるになった大理石の階段を上がり2階へ到着し、右折するとまた扉とテンキーパッドがありました。そこに入力するも、開かないとか、テンキーの文字が小さいとか、おかげで押し間違えたんでは? ここ開けないと、あたしら野宿に近いことに…。ちょっと脂汗が出てきました。すーはーすーはー、ここは落ち着いてだな、もう一度、入力してみようか。

 判明:テンキーを早く押しすぎると開かない。ちょっと現地に合わせて、例えば紅茶を飲みながら優雅に押すくらいのゆっくりさが必要。

 3階の部屋まで何とか上がっていき、自分たちに割り当てられた部屋の扉をまたまたテンキーで開けると、そこにあるのは狭い空間と、上に伸びる狭い幅の黒い錬鉄の螺旋階段でした。

 大家と私、目が点。数秒無言の後、次々と感想を述べました。


 これ、荷物を持って上がれないじゃん。
 いや、荷物どころか、これ、体格のいい人は上がれないじゃない? アメリカ人とか。
 酔っぱらったら、踏み外すんじゃない?
 しかも軋むし揺れるし、火事の時には逃げ遅れるんじゃない?
 

 スーツケースは下に置き、必要なものを持って上がる作戦を展開しました。おかげで螺旋階段がトラウマになりました。しかも螺旋階段の下の、廊下につながる扉の前は自動照明で、荷物をごそごそしてても照明が自動的に消えるので、上半身だけのロボットダンスをばたばた踊ってまた点けて、の繰り返し。
 ここ、選んだの私だけど、ちょっとあかんかったかも。

 上がっていった先のリビングは広く、窓も広く、台所も必要なものが揃っており、これは居心地よさそうだわ。


↓リビング
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↓リビング反対側から
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↓ベッドルーム。当然、ベストポジションの奪い合いになります。
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 バスルームをチェックするとシャワーだけ、ということで、「あれ、バスタブあったはずなのに」。どうもリフォームをしたらしく、バスタブを撤去したそうな。
 条件違いますよね。それを考えてお値段考えてるので、文句言わねば。
 翌日、パソコンで条件を改めて確認してて気が付いたのですが、やはりリフォームしたらしく、ユーザーがコメントで「バスタブないけど」とコメントしていて、管理会社が「うちはBookin.comに変更の情報提供してるけど、Booking.comが対応してないだけ」といういかにもな返事が書いてありました。余り文句言って暗証番号変えられても困るし(暗証番号変えられた、という恐怖なコメントもあったし)、取り敢えず帰ってから文句書こう。
 
 しかもタオルが1セットのみ置かれており、1週間いるのに、それもどうかと。さすがにこれは他の人のコメントにもあったけど。
 そして、シャワーのお湯の出方がしょぼしょぼで温度も低くて、排水も悪く、古い建物って日本も同様だけど、水回りが最悪。それにしてもTOTOって偉大だわ。と実感したのでした。
 一番しまった、と思ったのは、ホテルには普通に設置されている小型金庫がないことでした。パスポートとか予備費とかどうしよう。私と大家で1つずつスーツケースを持って行ったので、そこにパスポートを入れ、鍵をかけ、ワイヤーも持って行ったのでそれで2つをくくり、「盗むんだったら、2つ同時に持っていけ。ここまでしてスーツケースが盗まれた際には、自分で持ってても盗難に遭うのと同様。その時は総領事館に行こう。徒歩10分だしな」。

 人生、開き直りが肝心。
 だがしかし、もうサービスアパートメントは充分カモ。おなかいっぱい。(早い)
 


 午後8時過ぎではありましたが、まだちょっと明るかったので、旧市街のロイヤルマイルを散歩しつつ写真撮影。
にしても観光客多し。


↓こんな感じの街並み
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↓やけにはやっているお店があると見たら、「the elephant house」でした。J.K.ローリングがここでハリー・ポッターをここで書いた、とのことで、ポッターファン必見のお店ですが、私はそうでないので撮影して終了。
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 翌朝のために近所のセインズベリーにお買い物に行き、卵、牛乳、パン、ハム、チーズ、ティーバッグ、飲み水、サラダ、果物などなどを買い込み、帰ってきました。さすが農業国、そしてまだEUに加盟しているので(しつこい)、チーズ、バター、牛乳がお安い。
 レジでは現金でお会計をしましたが、周りを見ると、学生くらいしか現金ではお支払いをしてません。現代版「シャーロック」でジョンがクレジットカードで食料品を買ってましたが、そうか、あれは当り前か。
 台所の冷蔵庫に食料品を収めつつ窓からエディンバラの街を見ると、隣のホテルの屋根には青地に白い線がクロスして入ったスコットランドの旗がはためいていました。

 「オズの魔法使い」のドロシーの台詞「トト、ここはカンザスじゃない」を借りるならば、「トト、ここはイングランドじゃない」。

2017/09/08

北北西に進路を取れ【エディンバラ出発前夜編】

 仕事で疲れちゃうと脳内に「Another Sky」が流れてしまう程、スターアライアンスをご贔屓にしてる縁側昼寝犬。
 「Another Sky」→https://itunes.apple.com/jp/album/another-sky/456025487?i=456026076
 職場でこれを言ったら、出張族の人から「マッタク記憶にない」「いつも乗る時は朝早くて眠いし、帰りは疲れ果ててるので、え、飛行機に乗る時に音楽なんて流れてましたっけ?」と言われ、君たち、あの曲を聞かないなんて、なんて、なんて~、ワビサビの分からない人たちだなぁもう。(ぷんすか)
 その話は置いといて、今回は全区間をルフトハンザドイツ航空で取りました。

 その理由は、
1..ヒースロー空港は慢性的に混雑してるので、時間通りに乗り換えがいかないと予想される。ヨーロッパの別の空港で乗り換えをしたほうがいいんじゃない?
2.ヨーロッパに強くて、スターアライアンスとなると、ルフトハンザドイツ航空が真っ先に頭に浮かんだから。
3..現地に昼間に着くスケジュールのチケットが手に入らなかったから。(実は手配をした後日にボロボロと出てきたけど、もうどうでもいい)

 で、お財布と相談しまして、空路は以下と相成りました。


TOKYO Edinburgh
-Sat-, -09.09.2017-
NH93
-07:10
Tokyo - Haneda
-08:25
Osaka - Kansai Intl.
ECONOMY

-Sat-, -09.09.2017-
LH741
-10:00
Osaka - Kansai Intl.
-14:50
Frankfurt/Main Intl.
PREMIUM ECONOMY

-Sat-, -09.09.2017-
LH964
-16:25
Frankfurt/Main Intl.
-17:20
Edinburgh
ECONOMY


羽田→関空→フランクフルト→エディンバラへと乗り継ぎます。帰りは、エディンバラ→フランクフルト→羽田なんですが、行きのこの乗り継ぎはどうなのよ? 自分でもおかしいと思うわ、本当に。

 羽田-フランクフルト路線がドル箱路線のようで、夜中に羽田を出発するフライトが取れたら最高だったんですが、お高くて取れず。(涙)
 それで関西国際空港で乗り換えるんですが、朝の7時10分に関空行きですよ、奥さん。自分が取ったとは思えない早朝出発。BAで取っても朝の8時50分ヒースロー行きになるので、似たようなもんでしょ、ってことで脳がOKを出したようです。そこのところ、勢いで旅行をしてるので記憶にありません。
 さすがに始発電車に乗っても我が家からは間に合わないので、羽田空港の羽田エクセルホテル東急に前泊。 
 羽田-関空間はANAとのコードシェア便なので、第2ターミナルから出発します。ゆえに隣接してるホテルを取りました。私は勤め先から直行するため、4日前に宅急便でホテルにスーツケースを送りました。
 仕事を終え、モノレールに乗って国際線ターミナルに行き、手配しておいた海外wifiレンタルのjetfiを引き上げ。jetfiにはあらかじめ、「早朝の国内線ターミナル出発なので、前日に羽田空港のカウンターから引き上げたいのですが、可能ですか?」と問い合わせをしてあり、「大丈夫ですよ。午後6時にはご用意できます」と回答を頂いてました。だって朝の7時10分発の、違うターミナル出発の飛行機に乗らなければいけないので、当日引き上げいやじゃん? ということで、前日に引き上げ。
 ついでに「pocket change」に寄って、手元にある韓国ウォンと、中国元を電子マネーEdyに換金。レートが悪かろうが、この二か国に行く予定は当分ないし、小銭を死蔵するよりいいかと、ざかざかと投入。それにしても人民元のボロボロぶりと、何枚もお金を投入したのに330円くらいしかならなくて、ちょっと涙が流れました。
 ターミナル間を無料で走ってるバスに乗り、第2ターミナルへ。お夕飯にお蕎麦を食べて、さっき韓国ウォンとか人民元でチャージしたEdyでお支払いをし、隣接してるホテルへチェックインしました。 
 これがまた、「これこそ時間に追われるお客様が来るホテル」という感じで、入っていったらレセプション前にいたホテルマンから、「いらっしゃいませ、チェックインですか?」とすかさず聞かれ、「そうです」と答えたら、さっとカウンターに誘導。カウンターの中の人もてきぱきしてて、しかも私が送った荷物も私が言う前に「荷物をお預かりしております」と他の人がさっと取ってきて、この阿吽の呼吸が素晴らしい。しかも部屋まで荷物を持ってきてもらえました。早朝に第2ターミナルから出発する時は、次回もこのホテルにします。
 部屋に入りさっとシャワーを浴びて、仕事用の鞄とか服をスーツケースに入れたりしていたところ、夜の11時くらいに大家がやってきたので、地下の駅改札で待ち合わせ。
 私がチェックインした時間とは違い、国内線は終了なので、カウンターの電気も天井の照明も殆どが消され、お店はとうの昔に閉まり、お客さんもほぼいなくて、警備員が巡回してました。あと30分で閉鎖します、なんて放送も流れています。
 静かな第2ターミナルって、このホテルに泊まらないと味わえないね、なんて言いつつ、半分暗い空港の中の自販機でたこ焼きを買い、ホテルの自販機でビールを買い、大家、わくわくしながら晩酌タイム。まぁその後はいつものように、彼はベッドに沈むんで「明日は5時起きね」と念を押し、12時過ぎに就寝。

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